節足動物門 蛛形綱 真正クモ目 ユウレイグモ科Pholcidae
不快害虫、混入異物
イエユウレイグモは体長7〜10mm、薄い灰白色または灰褐色。
シモングモは体長2〜3mmで、乳白色。いずれも体のわりに脚が非常に長い。
イエユウレイグモは世界の温帯地方に広く分布し、日本では本州以南に分布する。
シモングモは全世界に分布し、日本でも全国に分布する。
屋内に生息し、不規則な網(クモの巣)を張るため不快がられる。コバエやチャタテムシ、ダニなど微小な虫の天敵であるが、スス払いの対象にもなる。
イエユウレイグモは一年中見られ、天井や壁の隅などに網を張ってコバエなどを捕食する。6〜8月に産卵し、雄成体は30〜40個の卵を糸でくるんだ卵のうを口に加えて保護する習性がある。
シモングモは一年中、いろいろな発育段階のものが見られ、机や棚の下、押入れの中などに網を張り、コナダニやチャタテムシなどの微小な虫を捕食する。
シモングモ