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害虫の種別の説明
節足動物門 蛛形鋼 ダ二目 無気門亜目Astigmata チリダニ科Pyroglyphidae
ヒョウヒダニ類 Pyroglyphidae

ヤケヒョウヒダニ

この害虫が属する群
この害虫のグループ
主な種類
ヤケヒョウヒダニ Dermatophagoides pteronyssinus (TROUESSART)
コナヒョウヒダニ Dermatophagoides farinae HUGHES
害虫のカテゴリ
アレルギー、不快害虫、衛生害虫
形態
 ヤケヒョウヒダニは、体長0.25〜0.4mm、卵形で、半透明な乳白色。脚はやや桃色がかっている。
 コナヒョウヒダニはヤケヒョウヒダニに酷似するが、雌は上生殖板の形状と第3、4脚の長さの違いで、雄は肛板の形状の違いで区別できる。
分布
 両種とも世界中に分布し、日本全国に普通。
被害
 ダニの生体だけでなく、死骸、糞、脱皮殻などがアレルギーの原因(アレルゲン)となる。気管支喘息、鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患を生じさせる。気管支喘息は、体内に入ってきたアレルゲンに対してアレルギー反応が起こり、ヒスタミンやロイコトリエンが分泌され、気管支を狭めたり、タンや咳を出させる。
生態
 ヒョウヒダニ類は、室内塵から最も普通に検出されるダニ類で、人の垢やフケ、塵の中の有機物を餌としている。室内の塵や埃の中、ぬいぐるみ、寝具やソファーなどに生息している。一年中屋内で検出されるが、湿度の高い6月に特に多くなる。
 ヤケヒョウヒダニは、温度25℃、湿度70%条件で、卵期 6.2日、幼虫期 10.7日、第1若虫期 8.6日、第3若虫期 10.7日で、卵から成虫になるまで約37日間かかり、成虫の寿命は約70日であるという(松本ら,1986)。湿度60%以下では死亡率が高まる。卵は1日1〜2個ずつ、生涯50〜100個産み、成虫は数ヶ月間生存する。
 コナヒョウヒダニも似た様な生態であるが、やや乾燥した環境を好み、映画館やバスの座席などでは本種の方が多くなる(吉川、1995)。生育期間は25℃、湿度76%条件で、卵期 8.1日、幼虫期 8.2日、第1若虫期 17.0日、第3若虫期 6.6日で卵から成虫になるまで約40日間かかり、成虫の寿命は約77日であるという(松本ら,1986)。また生息密度が過剰になると数ヶ月間も発育を休止することが知られている(彭城,1990,1991)。
コナヒョウヒダニ