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害虫の種別の説明

節足動物門 昆虫綱 ゴキブリ目 チャバネゴキブリ科 Blattellidae

チャバネゴキブリ Blattella germanica (LINNE) 

(Last update : 2022/10/21)

害虫のカテゴリ

衛生害虫、不快害虫、混入異物、文化財害虫、電気機器害虫、アレルギー

形 態

 体長10〜15mm、体は褐色で前胸背面に1対の細長い黒斑がある。体形は雄が細長く、雌はやや丸みをおびる。幼虫は全体が黒色で、胸部に大きな黄色い紋がある。

分 布

 アフリカ原産と言われているが、世界中に広く分布し、日本でもほぼ全国に分布する。ただし、沖縄、奄美大島以外の南西諸島や佐渡島、壱岐島では未記録である。

被 害

 外観が不潔で嫌悪感を与え、集合している様子はさらに不快感や恐怖感を抱かせる。そればかりか食中毒菌をはじめ各種の病原微生物を体表面や脚、排泄物などを通じて伝播する。また食品に迷入して混入事故となったり、電気機器類に多数侵入して故障を引き起こす。排泄された糞は染みとなって汚染する。一般にゴキブリの死骸や糞はアレルゲンであり、吸い込むとアレルギー性喘息などの原因になる。

生 態

 本種は屋内のみに生息する種類で、飛翔することができず、低温に弱いため野外では越冬することができない。−5℃に一日さらされると死亡する。飲食店などに生息し、暖かい場所に群れて潜んでいることが多い。 熱帯原産の外来種であるが、日本にはかなり昔に移入し、定着したものと考えられている。
 雌成虫は約半年の間に通常30~40個の卵が入った卵鞘を4~7回産み、6回目以降は孵化数は少なくなる。卵期間は20〜30日で、孵化した幼虫は5〜7回脱皮を繰り返して1〜3カ月で成虫となる。集合性が強く、特に幼虫は多数集まって集団で生活すると発育が促進される。成虫の寿命は、雄で3〜4カ月、雌で5〜10カ月。羽化後1〜2週間すると最初の卵鞘形成を行い、幼虫の孵化まで卵鞘を尾端に付けたまま行動する(緒方ら、1989)。

防 除

詳しい防除方法は群のページをご覧ください。

チャバネゴキブリ(雌成虫と幼虫)

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